フランス

ご無沙汰しております。長い間書くのを忘れていました。もう2ヶ月もすぎたのかと思うと時間の経つのが早すぎていやになります。トゥールーズの先生の話を書こうと思って書いてなかったので、少しだけ書きます。 先生にも、他の先生と同様「留学の受け入れ承…

第1回目:http://d.hatena.ne.jp/cinna85mome/20060708 第2回目:http://d.hatena.ne.jp/cinna85mome/20060718 というわけで、今日は第三回目です。フランスの三人の先生に手紙を出したのが、6月5日くらいでした。エクス=アン=プロヴァンス第一大学の先生…

第二回目(ぜひ前回の日記から読んでみてください) 前回、3人の先生に「受け入れ承諾書」をお願いする手紙を送ったと書きましたが、今回は、その中で最も愛想の悪かった先生の対応について記しておきます。 その先生は、モンペリエ第三大学にいらっしゃいま…

真理より幸せを優先しなければならないか?

別に、小難しい問題を立ててみて、それに自ら答えようとするつもりではない。 さっき、フランス2というフランスのテレビ局の20時のニュースを見ていたら(ネット上で無料で見ることができる)、おととい、バカロレアの哲学の試験があったらしい。タイトルは…

来年の9月から予定している留学について、動きがあったので、時間があるときにちょくちょく書いていこうとは思っているのですが、まだ完全には事が済んでいないこと、留学準備のほかにやらないといけない用事がかなり残っていること、などの理由で、書き込み…

http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/soccer/world/20040626/20040626_h707.html 昨日、研究室で夜通しまたサッカーを見てしまった。時間の無駄だったと反省した前回の飲み会のことを全然次に生かせていない。 試合とは、ユーロ2004準々決勝のギリシャ対フラン…

私の愛読書の一つに、リルケの『マルテの手記』がある。これはいつも手元においている。ぱらぱらとめくってぼんやりと感慨にふけるのである。異国の地フランス、それも、何も頼るものも友人もいないパリのごみごみとした喧騒の中で、死を意識しながら孤独の…

仏検(2004年度春季実用フランス語技能検定試験)の一次試験(筆記)がやっと終わった。その出来と解放感からほっとしている。昨日まで全然自信がなかったからである。2日前くらいに問題集を広げてじっくり取りかかってみて呆然とした。読みはまあできるものの、…

フランス語検定の勉強、めんどうくさーい、というようなことを言うために、そのつまらないフランス語の文章を、自分がそこで暗記すると言うことも兼ねてアップしようとしたのだが、なぜかできない。 もう一度読みたい本が膨大にある。とりあえずサン=テグジ…

http://www.asahi.com/international/update/0613/003.html 朝日新聞のサイトで面白い記事を発見。43%の親が子どもにテストの点を毎日聞く、ということらしく、テストの点が悪ければ罰を与えたりするのではなく、「もっと子供を励ますべきだ。せめて『きょ…

http://www.oliviermessiaen.co.uk/ASIN:B00004TG7M 毎週火曜日は、フランス語の会話の授業がある。授業と言っても、何かの教材にしたがって進行するようなものではなく、参加者がそれぞれフランス語で軽くプレゼンテーションを行なうという、非常に自由度が…

http://www.liberation.fr/page.php?Article=212082http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/06/01/20040601ddm007030050000c.htmlhttp://permanent.nouvelobs.com/dossiers/20040602.OBS0043.html 今日は、欧米の人々にとっては「記念」すべき…

ジョージ・モッセ 宮武美知子 訳『英霊』柏書房 2002 ISBN:4760122176 人は「戦争」をどのように内面化するか。「戦争」の痛みを人はどのように受けとめるか。そこで構築された「記憶」はどのように後の世代に伝わるか。『英霊』はそのような問いに答える最…

フランス語の聞き取りの勉強はどのような方法が最も効率的なのだろうか。いくつか「聞き取り」だけのためのテキストが書店で手に入るのだが、私はもうだいたいあるものはやってしまった(これについてはいつか近い内に書くつもり)ので、フランス語でニュース…

スタンダールの『パルムの僧院』の上巻のみ読了。スタンダールは『赤と黒』のみ高校生の頃読んだっきりで、遠ざかっていた。ゼミでの発表も終わり、少し手の空いた今のうちに、気分転換も兼ねた趣味的読書のうちの一つなのだが、非常に楽しんでいる。久しぶ…

http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/news/20040530k0000m050040000c.html バレーボールの試合がありましたねえ。予想通りやはり日本は敗北。男子は弱い。しかも4回目のフルセット負け。「日本は最高の試合をしたのではないか」とのフランス監督の…

「ラ・ファム」とは英語では「the woman」、日本語では女性という意味であるが、フランス語の定冠詞laがつくと、厳密に言えば、「女性というもの」というニュアンスを持つ。歴史家は、その「女性というもの」の構築に貢献してきた。 フランス革命史において…

私は、毎週火曜日、2時間、フランスの語学学校に通い会話のクラスに出席しているのですが、昨日のネタは、「ル・モンド」紙のこの記事(これは5月9日に書かれたものでインターネットで既に自由に閲覧できません)についてでした。その題は「フランス人の大部分…

以前に自分で書いていたものをアップします。ルソーの民主主義とファシズムの親近性について、フランスの歴史の文脈も考慮して述べてみました。少し長いですけれど、感想あればよろしくお願いします。 「ルソーの民主主義と「ファシスト的公共性」」 近代に…