第1回目:http://d.hatena.ne.jp/cinna85mome/20060708
第2回目:http://d.hatena.ne.jp/cinna85mome/20060718


というわけで、今日は第三回目です。

フランスの三人の先生に手紙を出したのが、6月5日くらいでした。エクス=アン=プロヴァンス第一大学の先生が返事をくれたのが、6月25日で、3週間くらいたっています。

そもそも、この先生は、僕が希望したのとは違う先生でした。返事には、僕が手紙を送った先生は、今年で退官されると書かれていました。その先生は来年指導できないから、先生の代わりに私が指導する、ということでした。先生から最近僕の手紙を預かったので、それで返事が遅れたと書いてありました。

前にも言ったと思いますが、僕の問題関心とまったく同じ先生はいないので、僕としては、近現代フランス文化史の先生であれば誰でもよかったのです。とこう言ってしまうと明らかに言い過ぎなのですが、代わりのこの、ヴィシー期の記憶研究で有名な先生は、僕の対象とする時代とは少し違うけれど、アプローチの方法が僕と同じでもあり、この先生自身が「指導できると思う」と書いてくださったので、先生が変わったこと自体はそれほど問題ないように思いました。

しかし、先生から返事をいただいたのが、如何せん遅すぎました。この時期に手紙を出したそもそもの理由が、フランス政府給費留学生の書類に必要な、先生の「受け入れ承諾書」を取得することでした。その書類提出の締め切りが、6月30日だったので、25日にEメールで返事を受け取って、「明日承諾書を送ります」と言われても、手遅れだったのです。

それに、それまでに2通いただいていたので、エクスからの返事は、書類提出においては、なくても全然問題ありませんでした。

結局、30日の午前にエクスから「承諾書」が届きました。僕は30日になるまでに、書類をすでに提出してしまっていたので、全く意味がありませんでした。一応、先生にはEメールでお礼を言っておきましたが。

その承諾書の中身は、5行くらいでした。短かったのですがワープロの文字であり、モンペリエの先生ほど、急いで書いたような印象は受けませんでした。中身は僕の紹介と「私が指導できる」というようなことくらいしか書かれてありませんでした。

「承諾書」なんだから、この程度でもむしろいいほうだとも思うのですが、僕は、その前にものすごく丁寧な別の先生の「承諾書」を受け取っていたので、偉そうにも、物足りないと感じてしまいました。

次回は、その先生、留学として今のところ考えているトゥールーズの先生の返事について書こうと思います。