日記

cinna85mome2005-06-28

アメリカでおべんきょしていて一時帰国している人と2年ぶりくらいに会った。どこか飲み屋に行こうかと思ったのだが、当方、資金が不足しており、急遽学生食堂で歓談するということになった。

学生食堂の分際で、ビールを出すというのはなかなかレアだ。大ジョッキ(525円!)で飲んでみる。重い。重い。久しぶりに「重い」と感じた。2年ぶりの人と会うという興奮だけではなく、変なところで気分も盛り上がっていく。げそ天、キムチなど発見。他にも1000円近く頼む。食堂でこんなにたくさんお盆に食べ物をのせたのは初めてだ。食堂で十分飲み会ができるということが分かった。

久しく会わなかった人との話というのはどんな内容が適当なのだろうかと別に考えなくてもよいことを考えていたのだが、会話は途切れずに順調に進んでいったのでよかった。

こういう場合、留学の苦労話や体験談などを話してもらうのがやっぱり妥当なのだろうか。いろいろと話してもらうのだが、「へー」とか「ほー」とかしか言いようがない。それはそれでおもしろいから会話としてはこれで十分なのだが、もっと楽しめる方法はなかったか。

ぼくも一応留学していた身なので、おたがい経験談を交換し合ったのだが、むこうも「へー」としか返答しようがなかったようだ。

結局、異国の地で見聞きした男と女の話や自分の経験談から恋愛観を確認し合う。こういう話が一番おもしろい。全然対立するところがなかったのだが、あえて対立してみせてお互いの主張の欠点を露わにし自分なりになんらかの発見を求めようとすればもっとおもしろくなったのかもしれない。


今度いつ会えるだろうか。今日話した内容とはまた違った話ができるだろうか。次の再会のときのぼくの姿に何らかの進歩が見られるだろうか。



+Vincent Van Gogh, Still Life with Absinthe, (1887)