日記

金曜日はいつも疲れる。朝8時くらいに家を出て帰ってきたのが21時くらい。3時間くらいフランス語の授業を受け2つのゼミに出る。疲労困憊して、帰宅してからもやることやってたら、へんに集中してしまって、まったく眠気がこない。体はものすごくしんどいのに、気持ちだけがハイだ。


日本人の戦争観―戦後史のなかの変容 (岩波現代文庫)
オリエンタリズムの彼方へ―近代文化批判 (岩波現代文庫)
翻訳仏文法〈上〉 (ちくま学芸文庫)
翻訳仏文法〈下〉 (ちくま学芸文庫)
今日はたくさん本を買った。吉田裕『日本人の戦争観―戦後史のなかの変容 (岩波現代文庫)』、姜尚中オリエンタリズムの彼方へ―近代文化批判 (岩波現代文庫)』、鷲見洋一『翻訳仏文法〈上〉 (ちくま学芸文庫)』、『翻訳仏文法〈下〉 (ちくま学芸文庫)』、川上弘美ゆっくりさよならをとなえる (新潮文庫)』。最初の2冊は今度ゼミで読む。時間がない。生協でちくまの本が特別に15%割引だったのでこの機に『翻訳仏文法』は買っておいた。上巻のさいしょのところにこうある。

文学が好きで仏文科を志望する者はほとんど見あたらず、わずかにフランスという国が日本でまとわされている幻想のヴェールを信じて、「カフェ」や「サロン」や「ロココ」や「ポンパドゥール夫人」などという、ろくに参考文献もなく、また、正直言ってそれほど取り組みがいがあるとも思えないテーマについて、「研究」とやらをしたがる学生が多い。(29ページ)


大学というところをなめている、といったらぼくも大学に幻想を抱いているということになるのかもしれないが。

ゆっくりさよならをとなえる (新潮文庫)
川上弘美をまた買ってしまった。彼女、「小さいころは本を読まなかった」(22ページ)らしい。本を読むよりも面白いことがたくさんあったとのこと。



本を読むことしか面白いことがない人よりは、ずっと幸せなのかもしれない。