フランス映画事情

昨日の毎日新聞夕刊(6月1日)の中条省平さんのコラムによると、フランスでの映画の年間入場者数は1億9077万人らしい。フランスは人口6000万人くらいなので1人当たり年平均3,2回の入場ということになる。一方、日本では1億6235万人の入場者数で、年平均1,3回の入場。このコラムでは、「この数字はフランス人の映画好きを証明している」と書いてあるが、日本では、「ツタヤ」などレンタルビデオ屋さんがたくさんあるので、一概にフランス人は日本人に比べて映画好きということは言えないと思う。また入場料もフランスではもっと安く映画館もたくさんあるので、日本より足を運びやすい環境にあるような気がする。ちなみに、グルノーブルでは学生は6ユーロだった(7〜800円程度)。

フランスで見られている映画は、アメリカ映画が46,7%、フランス映画は40,6%らしい。日本はどうなんだろう。もっと低いだろうな。日本のナショナリストは、靖国問題云々ではなくて、こういう文化的な問題でもっとがんばらなくてはならないと思う。