ホリエモンhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050417-00000032-nks-ent


ホリエモンは嫌われているらしい。日本で一番。その理由がなかなか興味深い。

「旧世代に挑む若者の代表みたいな図式に単純な男子はだまされちゃうんだろうけど、ようするに浅慮で軽薄な目立ちたがり屋」「一流の金持ちならもっと腰が低いし、大言壮語もしないもの」

「挑」んだり、「目立」つことをして、しかも「浅慮」で「軽薄」だから、あいつは嫌いだということ。単に「浅慮」だけならまだ許してもらえるんだろうけれど、そんなやつは「目立つ」な!ということなんでしょうか。「目立」ってもよいが、「軽薄」なら許さないということなのでしょうか。ここで少なくとも言えるのは、「目立つ」ためには深慮でなければならないということなのでしょうが、深慮な人は「目立」とうとするのではなく、立派なことをして結果的に「目立って」しまうということなのだ、という前提が共有されているように思われる。

さらに「一流の金持ち」ならホリエモンみたいにはふるまわないらしい。「一流の金持ち」というのが具体的にイメージできないのだが、「大言壮語」すれば一流とは呼ばれないんでしょうね。「挑」むためには「大言壮語」が必要な気もするのだが、その人が「浅慮」で「軽薄」なら、人は受け付けてはくれないのだ。

「浅慮」とか「軽薄」がきわめて印象的なものにすぎない以上、「大言壮語」や「挑」むことをすれば「浅慮」な人とレッテル張りするのは、単にそういう「雰囲気」が蔓延しているからというだけのような気がする。どちらの側が「浅慮」なのかよく考えた方がいいと思う。もちろん「目立」たないように。

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